座面と背もたれの角度を保ったまま全体を30°まで傾斜できるので、従来の車いすでは座位を保持することが困難だった方に対応できる場合があります。また、ティルト機能を使うと姿勢を保ったまま圧力のかかる部位が変えることも可能です。

バックサポートのリクライニングとフット・レッグサポートのエレベーティングの連動によって、フルフラットまで移行できます。長時間腰を掛けていると疲れたり、貧血を起こす方などに適しています。

前座高は47cm、座幅は40cm、座の奥行きは40~42cmの範囲で調節可能。ベルトテンションタイプなので身体に合わせて張り調節ができます。

バックサポートは、身体に合わせてベルトの張り調節が可能です。取付位置（高さ）が調節できるヘッドサポート付きです。

アームサポートの高さは11段階に調節できます。高さが適切だと上体が支えやすく、身動きもしやすいので、疲労の軽減につながります。移乗するときには、座面とほぼ同じ高さにさげて格納できます。

フットサポート（足のせ台）の高さを調節できます。フットサポートが適切な位置にあると、足の裏でも体重を受け止められ、身動きもしやすいので、座圧の分散を助けます。また、フットサポートはスライドや組み替えによる位置調節と跳ねあげが可能です。

エアータイヤは路面からの振動を吸収しやすいので屋外での使用にも適しています。

リフトアップバーを踏み込むと主輪を浮かせて補助輪が接地します。補助輪に切り替えることで真横に移動でき、移乗のときに何度も切り返すことなくベッドに横付けできます。

主輪を固定する駐車用ブレーキ（フットブレーキ）が付いています。